大阪自転車さんぽみち

ポタリングのルートなんかを記録したいな

高川から服部緑地 ~シクロジャンブル 2019 秋

シクロジャンブルとは

 毎年春と秋の2回、大阪の服部緑地公園で開かれる自転車のフリーマーケット。
元々はヤフオクなどのインターネットオークションが無かった頃、ランドナー等のビンテージ車愛好家の方々が既に店頭に無いような旧いパーツを持ち寄って自分がお目当てのパーツを手に入れる為に開催されたとか(間違ってたらゴメンナサイ)。
 現在もビンテージ愛好家にとっては重要なイベントらしく日本各地からこの日の為に泊りがけでやってくるといいます。


ルートはこれの緑線。

高川沿いを走る

目いぼの渡し跡

 神崎川から服部緑地へ向かうには高川か天竺川の川沿いを進むと快適。という事で今回は高川ルートを選択いたしました。

 神崎川と高川の合流点の出入口に「目いぼの渡し跡」碑があります。
昔ここの渡し舟の船頭さんの右目の上に大きなイボがあった事からそのように呼ばれたとか。

 

 近くには目疣橋(めいぼばし)という橋が残ってたりします。
たぶん神崎川の堤防沿いを流れていた水路を渡る為のもののようで、橋の前後を見ると水路跡のような緑地があります。

 この水路は「上の町・下の町洗い場(ちょうあらいば)碑 - 庄内西小学校」に記述のある「吹田用水」じゃないかと。

逆サイフォン?

 水路跡の高川にぶつかるあたりを見てみると、コンクリート護岸の一部分だけ石積みになってる。

 

 これ水路が川の下を潜るための逆サイフォンの名残じゃないかな。
「吹田用水のルートを探す」はいずれやってみたいテーマですが、今回は高川沿いを進む。

天井川

 北摂地域の平地部を流れる川は北側の丘陵地からの土砂の堆積で天井川になっているものが多く、高川も名前のとおり天井川。

 

 川沿いは交通量も少なく非常に走りやすい、堤防上からは3階建民家の天井が真横に見えるぐらいの高さ。

 

 高川と言えばこれ、ここだけコンクリートでゴツい感じになっている場所。
下に見える道路までおりてみると。。

 川の下に道路が通っている。
そういえば以前に書いた記事にもこんなんありました。


宝塚から伊丹 - 大阪自転車さんぽみち


 天井川が出来るしくみは知ってるけど、ここまでになるまでに川底を浚渫するとか他の対策もあったんじゃないの? とか思ってしまいます。

シクロジャンブル

服部緑地

高川沿いの松並木


服部緑地付近の歩道は立体で訳わからん。ここは素直に車道を走るが吉。

車道をびゅっと走って次の信号を渡ると服部緑地。

 

緑地内は当たり前だけどクルマがいないのでのんびり走れる。

シクロジャンブル会場

 

 ほんで会場に到着、そこそこ活況。
フリマの売り物といえばほとんどが年代物のパーツで中には錆びだらけのものもちらほら。

 

 会場内には今日が晴れ舞台と言わんばかりに床の間に飾っていたんじゃないかと思うようなピカピカのビンテージバイクが展示されていて、オーナーと思しき方が自分には全く理解できないようなウンチクを延々と話しておられる。


極めつけはコレ、「ディレーラーディスプレイ台」

 いやあの、自転車のパーツって自転車に組み付けて走る為にあるものだと思うんですよ。
パーツ単品を鑑賞する為のディスプレイ台て… なんとマニアな。 だがそこがイイ!


 友人に今もサンツアーを愛用する自転車乗りがいるので、その友人に今シクロジャンブルに来てると電話すると…、
「サンツアーのサムシフター、ダイアコンペのサイドプルのスプリング、三ヶ島エスクォーツ107あれば教えて」
て、そんなん言われても自分にはそこまでの目利きは出来ませんがな。

戦利品

ほんで、買ったものはこれ。

 サンツアーのディレイラーの変遷をまとめたムック。ほかにカンパニョーロ、サンプレックス、ユーレー編があり、現在シマノ編を作成中と言うてはりました。

 中身は大変な力作で、よくここまで調べ上げて写真撮影できたなと感嘆しきり。
ていうかあまりのマニアックさにワロタ。

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