大阪自転車さんぽみち

ポタリングのルートなんかを記録したいな

大阪偉人伝 松下幸之助

松下幸之助とパナソニックグループ

 松下電器産業グループ(現パナソニックホールディングス)の創業者、松下幸之助。一代で世界企業を築き上げた実績だけでなく、その経営理念や人材育成などの考え方は高く評価され「経営の神様」とも呼ばれました。
 パナソニックグループ本社工場にあるパナソニックミュージアムや創業の地をめぐり松下幸之助の足跡を辿ります。
 今回のルート

このマップの青線部分を走ります。松下電器創業地の大開付近は野田藤で有名なので地図内に大阪市福島区:のだふじコーナー (…>みどころ>区の花「のだふじ」)の見所ポイントを反映させました。

庭窪 遊歩道ジャンクション

淀川河川公園 庭窪河畔地区

 今回のスタート地点は淀川左岸の庭窪地区。ここは北大阪サイクルライン・北河内サイクルライン・なにわ自転車道という3つの大規模自転車道の結節点である鳥飼大橋に程近く、自転車でのアクセスが便利が場所です。

 スタート地点を庭窪にした理由はもうひとつあります。それはあまり知られていませんが先に述べた大規模自転車道以外にこの付近には2つの遊歩道があってまるで高速道路のインターチェンジやジャンクションのよう。という事でこのような複数の遊歩道が集中ポイントを「遊歩道ジャンクション」と勝手に命名する事にして、庭窪河畔地区付近にある2つの遊歩道について簡単に紹介いたします。

江野川筋自転車歩行者道

 今回のルートとは関係ないのですが、江野川筋自転車歩行者道は旭区民センターから守口市立八雲付近まで続く遊歩道です。

西三荘ゆとり道

 今回のルート。西三荘ゆとり道は西三荘用水路を暗渠にしてできた歩行者専用道で、西三荘駅の南側から鶴見緑地を経由し寝屋川まで続いています。西三荘駅の北側にそれに繋がる暗渠と思われる路地があります。

西三荘ゆとり道に繋がる路地

 という訳で庭窪をスタート。

 まずは堤防を降りる斜めの道をつづら折れに進み。

 

 壁伝いに行くとポールが立っている路地があります。

 

 このポールを越えるとまっすぐな道がありますが先は階段なので右の道を進みます。

 

 大日町1丁目交差点を渡ると目の前に歩道橋が見えます。この歩道橋スロープの脇にある路地を進みます。

 

 路地の右側は水路、左側は地下鉄の検車場があります。

 

 浄水場前交差点に出てきます。交差点を渡って少し進むと遊歩道が見えてきます。

 

 遊歩道はパナソニック工場の壁づたいを通り、西三荘駅前まで続いています。

パナソニックミュージアム

 パナソニックミュージアムはパナソニック本社工場内にある企業博物館で、パナソニック創業者松下幸之助の生涯や経営理念などを学べる松下幸之助歴史館、歴代製品などが展示されているものづくりイズム館、さくら広場の3つで構成されています。

 

 今回は松下幸之助歴史館とものづくりイズム館を見学しました。駐輪場もありますよ。

 特に松下幸之助歴史館は見どころが多くたっぷり時間をかけて見学。

 

 その経営理念には感心させられるところが多くありますが、特にここ、週5日(週休2日)制導入と欧州を越える賃金の実現。実質賃金が下がる一方で労働のアウトソーシング(派遣社員)に技能実習生受入れとコストカットばかり考えてる今の日本企業の経営者にも見習ってほしいものです。

松下幸之助起業の地へ

西三荘ゆとり道

 パナソニックを後にして西三荘駅の南側へ出ます。

 

 駅高架下の自動車通行禁止の道をまっすぐ南へ進むと。

 西三荘ゆとり道にたどり着きます。

 

 水路跡の遊歩道。歩行者専用なので自転車は脇道を通行しますが交通量が少ないので走りやすい。先述の「西三荘ゆとり道に繋がる路地」と合わせて鶴見緑地と鳥飼大橋を結ぶルートとして活用できます。

鶴見緑地から放出街道

 

 鶴見緑地に到着。

 鶴見緑地内を突き抜けて南側へ出ると先ほどの遊歩道のつづきがあります。

 

 横堤駅前の信号を渡ったすぐ右手に水路跡と思われる遊歩道があります。この道は鶴見緑地から京橋方面へ走るときによく利用します。

 遊歩道の途切れた先には京橋方面へ続く路地が、ここもかつて水路の脇道だった
ようです。

 

 タイル舗装の小さな交差点、この交差する道が放出街道になります。

放出街道

 放出街道は守口で京街道と平野で中高野街道と繋がり中高野街道の一部とされる事もあるそうです。全般的に道は狭めでくねくね曲がっているいかにも旧街道な感じ。放出駅付近は特に狭く人やクルマの往来も多めなので注意。

 

 放出で踏切を渡ると小さな橋があります。ここを流れる川は長瀬川といい、かつては大和川の本流が流れていた名残です。

 長瀬川を遡ると八尾方面を経由して柏原の大和川・石川合流点(南河内サイクルライン)付近まで行ける自転車乗りにとって重要なルートです。

妙に長い商店街(の名残も含む)

 放出街道をさらに南下するとブランドーリふせという商店街アーケードにたどり着きます。

 今回はこの信号を渡らずすぐ手前で右に向くと。

 

 ずらりと店舗型の建物が並んでいます。今は寂れてしまっていますがかつてはもっと店舗数も多く商店街っぽい感じだったと記憶してます。ここはもう少しリサーチして独立したブログネタにしようと構想中で、これは作成中のマップ。

 という事なので今回はさらっと写真貼るだけにしておきます。

 

 と、思ったけれども商店街のかばん屋さんでがま口財布を購入したので写真アップ。

 

 がま口大好き。

松下幸之助起業の地

 さて、ここまで道の話ばかり書いていますがブログの趣旨がルート紹介なので悪しからず。ここでやっと2つ目の目的地、松下幸之助起業の地に到着。

 

 住宅街の中なので大勢で行って騒ぎ立てないように注意しましょう。

 

 松下幸之助は1917年、22歳のときに自ら考案した「松下式ソケット」を事業化するため会社を退職し、この場所にあった借家で起業したとの事。世界的大企業のはじめの一歩が借家での家内工業だったというのも感慨深い。

松下幸之助 創業の地

野田藤

 冒頭でも書いたけど創業地の野田・大開は野田藤が有名で、開花時期を狙ってGW前の土曜日にライドしました。野田方面まで市内中心部を抜けるけど記事にしてもあんまり面白くないので写真だけ貼ります。

 

下福島公園

 野田藤の見所を2~3まわってみました。ちょっと時期が遅かったようで日陰っぽいところは花が残っていましたが、日当たりのいい場所は完全に緑色でした。

 

 下福島公園は藤棚いっぱいに咲いていると壮観なのですけど残念。

春日神社

 春日神社付近の藤もまだ咲いていました。

 

松下幸之助創業の地1創業の家

 創業の地の碑はたいして面白くない(失礼)なのでざっと紹介。

 

松下幸之助 創業の地2 第一次本店·工場

 

松下幸之助創業の地4第二工場(ランプ組立工場)

松下幸之助 創業の地記念碑

 ここ大開公園がかつて松下電器の本社があったとされる場所。松下幸之助自筆の書が入ったモニュメントがあります。

 ここの藤もまだ綺麗に咲いていました。

おわりに

 野田藤の開花時期を狙ってライドしたのですが少し遅かったようです。来年こそはバッチリ開花時期に合わせてリベンジするぞ!

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